• 素人には難しい?注文住宅の見積もり書を確認するときの注意点

  • 公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/07/06

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注文住宅をつくるのは何度も経験することではないため、見積もり書をもらっても細かいことが分からないことが多いです。何社か見積もりをもらって内容を比較しようなどと思っても、素人にもらった見積もり書の内容を理解できるのでしょうか?よりよい家づくりをするために、見積もり書を確認する注意点についてご紹介します。

見積もり書を確認するのは難しい?

家づくりの見積もり書を素人が確認するのは難しいのでしょうか?詳しく解説します。

見積もり書だけでは分からないことがある

何社か見積もりを出してもらったら、安かったり魅力的な内容を提案してきたりした業者に家づくりをお願いしようと考える方が多いでしょう。最近はウェブサイトから見積もりをお願いすることもできたり、LINEでやり取りができたりして見積もりをだしてもらうのも比較的簡単です。

しかし見積もり書の値段だけを見て業者を決めてしまうのは早計といえます。工事内容によって金額が大きく変わってくるので、そもそも異なる工事内容で見積もり書がつくられていると金額だけを比較するのでは意味がありません。

工事内容と金額が納得できるものかどうか、決める前に調べたり質問したりしてから業者を決めましょう。質問してみたら自分のイメージと違うものだったという可能性もあります。家づくりは大きな買い物なので、しっかり内容を確認しましょう。

見積もり書の内容が違うと比較が難しい

何社か見積もりをお願いしてみても、見積もり書に含まれている内容が同じではないため比較は難しいと言わざるを得ません。

片方は設計料やガス工事の費用欄があっても、もう片方の業者は全部本体工事費に含まれているといったように書式が異なるので、きっちり費用を横並びにして比較するのは難しくなっています。

見積もり書の種類と違い

家づくりをする上で、さまざまな見積もり書をもらうことになります。おおまかな見積もり書の種類について解説します。

見積もり書をもらう前にやることはあるのか?

見積もり書を業者に出してもらうには、ある程度家づくりのイメージや条件などを固めておくことが大切です。ぼんやりしすぎた状態で希望を出しても、ぼんやりした見積もり書がもらえるだけなので、内容が実際の家づくりと大きくかけ離れたものになってしまう可能性があります。

予算、土地や地盤の条件、住宅設備の優先したいところやこだわりたいところ、家族のライフプランなどについて明確に伝えられるよう準備しておきましょう。そうすることで自分の家づくりに近い見積もり書を出してもらえるでしょう。

概算見積もり

概算見積もりとは、どの業者に家づくりを頼むか決まっていない状態で、家のプランや施工期間が決まっておらずおおまかな施工費を出してもらうときにつくってもらう見積もり書になります。

図面を作成する前に自分の理想とする家をつくるにはどれくらいの費用が必要なのか、イメージするときに役立ちます。業者別にあまりにも費用が違う場合は、なぜこの費用になるのか質問しておきましょう。

詳細見積もり

詳細見積もりは家づくりの具体的なプランがある程度決まってから、現実に近づけた見積もりになります。施工内容ごとの費用や建材の単価、品番などから見積もり書を出してもらえば詳細なコストを確認できます。

何社も詳細見積もりを出してもらうのは手間も時間もかかるので、概算見積もりを出してもらって、最終的に迷っている業者数社に詳細見積もりを出してもらうといった利用の仕方をするとよいでしょう。

見積もり書の読み方と確認するときの注意点

見積もり書を見る際の注意点について詳しく解説します。

会社のタイプによって読み方が変わってくる

家づくりの見積もり書を出してもらうのは、大手ハウスメーカー、工務店、設計事務所などになります。

大手ハウスメーカーは見積もり書の内容は大まかなことが多く、自社以外の建材を利用したい場合は費用が高額になりやすくなっています。

工務店は施工内容ごとに下請けの会社に依頼することが多いので、それぞれ細かな内容を確認できます。

設計事務所に依頼した場合は、設計事務所から工務店に見積もり作成依頼がいくことが多くなっているでしょう。

項目が詳しいからといって信頼できるわけではなく、余計な項目がないかどうか確認する必要があります。大まかな見積もり書は具体的な内容が分かりづらいため費用に関する質問は確認する必要があります。どちらがよいとはいえないので、気になるところは自分でしっかりと質問しておくことが大切です。

納得いくまで確認する

家づくりには時間がかかります。一生ものの買い物なので納得いくまで質問、確認することが大切です。業者に質問する上で担当者の態度に疑問を感じるようなら、家が完成するまで頼れる担当者ではないかもしれません。

家づくりは人と人のコミュニケーションによって細かな部分が変わってくるので、業者の受け答えがいまいちと感じたら、その業者は候補から外してしまうのも手です。また納得いくまで質問できるよう、スケジュールに余裕を持たせておくことも必要です。

まとめ

家づくりは人生において大きな買い物なので信頼のおける業者に頼みたいものです。パッと見積もり書を見ただけでは違いや詳細は分からないことが多いので、気になる点があればしっかりと担当者に確認を取りましょう。

担当者からの返答が頼りなかったり遅かったりしたら思い切ってその業者は候補外にする決断力も必要です。コミュニケーションがしっかり取れる業者に家づくりを頼むことで、最後まで安心して家づくりができるでしょう。

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