• 注文住宅の予算決めから引き渡しまでの具体的な流れをチェック! 

  • 公開日:2023/08/15  最終更新日:2023/07/06

家を持っている女性

 

ゼロから家づくりが可能なため、理想の家を手に入れることができる注文住宅。しかし、注文住宅は自由度が高い分、予算決め・打合せ・契約手続きなど、多くの作業が必要となります。ここでは、注文住宅購入時の具体的な流れ、支払いスケジュール、必要書類について詳しく説明します。

注文住宅の予算決めから引き渡しまでの具体的な流れ

間取りやデザインにどこまでこだわるかにもよりますが、注文住宅は購入を検討してから引き渡しまでに1年前後かかるのが一般的です。注文住宅のメリットは家を建てる場所・間取り・内装などを自分の希望どおりにできることですが、建売住宅よりも費用が高くなります。

そのため、あらかじめ予算を決定しておき、その予算内で家づくりを行うことが大切です。現在の貯金額や両親からの支援、住宅ローンでの借入可能額などを考慮のうえ、住宅購入に使える資金を計算してみましょう。

住宅ローンの借入可能額は、金融機関が提供しているシミュレーションツールを使って簡単に調べられます。土地をもっていない人は不動産情報サイトなどを利用して土地代の相場を把握し、予算に合うものに目星を付けましょう。

一般的な土地よりも低価格なことが多い建築条件付きの土地を紹介してくれる住宅メーカーもあるため、住宅メーカーに相談するのもひとつの手です。また、不動産会社にコンタクトを取り、希望に合致する土地が売り出されたらすぐに連絡をもらえるようにしておくのもよいでしょう。

土地を見付けたら、家を建ててくれる建築会社を住宅メーカー・設計事務所・地元の工務店などから選びます。各社を比較検討するため、資料請求したり、モデルハウスに見学に行ったり、建築中の工事現場を見せてもらったりするとよいでしょう。

建築会社を数社に絞ったら、間取り・設備のプランと見積もりをお願いします。見積書の中に、印紙税などの税金・登記費用・建築確認申請費用などの諸経費がどれくらい含まれているかなどをしっかりとチェックしましょう。地盤改良工事が必要な場合は、その費用も見積もりに反映させておく必要があります。

依頼する建築会社を決定したら、工事請負契約の締結です。さらに打合せを重ね、予算の範囲内で間取りや設備の変更、使用する材料などの詳細を決めていきます。建物の設計図が完成し、見積もりから借入額がはっきり分かったら、金融機関に住宅ローンの仮審査を申し込みましょう。

市区町村や民間評価機関に「建てる家が法令上問題ないか」を確認するための建築確認申請し、建築許可が下りれば住宅ローンの本審査を受けます。本審査に通ったら金融機関とローン契約を締結し、工事着工です。

建物が完成したら、市区町村や民間評価機関に建築確認申請のとおりに建てられているかを検査してもらいます。施主立ち合いの下、完成した建物や設備に不具合がないかなどを確認し、気になる箇所があれば再度工事を依頼。問題なければ正式に引き渡しです。

注文住宅の支払いスケジュール

注文住宅では、建築会社が指定した条件にしたがい、建築費を3~4回に分割して支払うのが一般的です。たとえば、工事請負契約締結時に工事費用の10%(手付金)、着工時に工事費用の30%、着工から竣工までの間に工事費用の30%、竣工時に残りの30%といったイメージです。

住宅ローンは竣工後の引き渡し時に正式に融資されるため、着工から竣工まではつなぎ融資を利用することになります。つなぎ融資を利用したい場合は、住宅ローンをお願いする金融機関がつなぎ融資を取り扱っているか確認しておいてください。

住宅ローンにおける失敗を防ぐためには、毎月の支払額や金利だけでなく、支払いが困難になった場合の対応や抵当権の設定費用などについてもしっかりと理解することが大切です。建築会社の担当者にもサポートをお願いしながら、無理のない資金計画を立てましょう。

注文住宅を購入する際に必要になる書類

注文住宅購入の際には多くの書類を準備することが必要で、準備のタイミングとしては、購入相談および資金計画の段階、住宅ローンの事前審査・本審査、住宅購入時、住宅引き渡し時があります。

土地の測量図・運転免許証や健康保険証などの本人確認書類・源泉徴収票や住民税課税証明書などの所得証明書・すでに住宅ローンがある人は借入残高確認書・物件の間取り図・見積書・印鑑証明書・住民票・ローンの返済予定表などを準備しておきましょう。

住民票や印鑑証明書は複数枚必要になるので、多めに取得しておいてください。個人情報保護の観点から、住民票の本籍地やマイナンバーの記載は省略しましょう。すべての書類が揃っていないと手続きを進めることができないため、余裕をもって準備することが大切です。

まとめ

ここでは、注文住宅購入時の具体的な流れ、支払いスケジュール、必要書類について詳しく説明しました。注文住宅は建売住宅のように完成した家を購入するわけではないため、より費用や時間などがかかります。スムーズに進めるためには、注文住宅の検討から完成までの全体の流れや必要書類などを事前に把握し、計画的に対応することが大切です。

まずは信頼できる住宅メーカーを見付けて、担当者にいろいろ相談し、サポートしてもらうとよいでしょう。効率的に手続きを進めて、理想のマイホームを手に入れてください。

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